2015年3月9日月曜日

倉敷音楽祭

今年はいつもより早く開催された倉敷音楽祭。
倉敷音楽祭は、近年、地域間交流をテーマにしていて、
今回は、東日本大震災の被災地の皆さんとの交流…
ということで、3・11に近い日程だったのですね。

毎年、フェスティバルイベントの司会をさせていただいていますが、
今回ほど打ち合わせが辛かったことはありませんでした。

「嫁さんも流されたからなあ」
と、さらっと仰る男性。
いただいた名刺の住所が「仮設住宅」…。

震災の翌年、石巻に行った時の衝撃。
あの時、「忘れないでくれたらそれでいい」と
泣きながら仰ったおじいさん、
バスの中で、震災の時のお話を聞かせてくださった方々…
「忘れるわけない」と思っていたのに、
少しずつ、薄れていっていたのかもと、
自分が情けなくなりました。

司会を担当させていただいた日は、
残念ながら大雨で(晴れの国おかやまどうした!)、
一部中止になってしまったけれど、
各地の特産品はしっかり売れていました。
それは、そのお品そのものの魅力もあるけれど、
「買って応援したい」という、
倉敷の、岡山の人たちの思いもあったのではないでしょうか。

塩釜の塩、南相馬のお饅頭、
福島の海苔を私も買いました!
もう絶対に、気持ちを薄れさせたりしないと
気合を入れ直す印です。


そして…
倉敷の伝統芸能も大活躍の倉敷音楽祭。

そのひとつ、すいんきょさんの
今年のプレゼントは…オリジナルチロルチョコ!

すごいねー。

倉敷のちびっこたちは、
すいんきょさんを見ても泣かないのもすごい!
さすが倉敷っ子!

これからは、すいんきょさんを見るたび、
被災地のことを思うだろうな。
ありがとう、すいんきょさん。