2016年3月11日金曜日

3.11

あの日、
関東ご出身の方とお茶をして。
それからバレエのレッスンに行ったところで、
その方から
「関東で大きな地震があったらしい。お友達とか大丈夫?」
とメールが来た。
全く状況がわからなかったけれど、

東京の知人にメールをしたら、
「すごかった。とりあえず財布持って外に出た。」と。

帰宅してから、あまりのことに、あわてた。
地方からは比較的連絡ができるけれど、
被災地同士は連絡がつきにくいとネットで知った。

被災地の何人かに、その情報と、
ご家族に連絡できないのなら、岡山に住む私がやってみる、
とメールした。

情報は本当らしく、
何人かのご家族の連絡を橋渡しすることができた。

特に、年配の方は、メールをしていなかったり、
携帯を持たず固定電話のみ、という方もいらして、
こちらからの電話は有効だった。
「**さんは無事です。今、**にいらっしゃいます。」


そこから時間が経つにつれ、状況が明らかになるにつれ、
全く被害のない岡山にいてさえ、
頭が混乱して、涙が出てきた。

そして、翌年、石巻を歩いた。
何も役に立つ技術を持たない自分がここに来ていいのか迷った、
3.11以前と何も変わらない岡山にいると心苦しくてたまらなくなる、
と言った私に、
石巻から仙台に向かうバスの中で出会ったおじいさんが
「何もしてくれなくていいんだよ。ただ忘れないでほしい。」
と泣きながら仰った。
バスの中で、いろんな方が、いろんな話をしてくださった。
あのおじいさんの言葉も、涙も、
バスの中、あちこちからその日のことを教えてくださった意味も。
絶対に忘れないし、何かを続けていく力になっている。

これも、できることの一つ。

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この活動自体が「忘れない」ためになるのだと思うのです。

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